読んだ: 稼げる 超ソーシャルフィルタリング / 堀江貴文

堀江貴文さんが書かれた 稼げる 超ソーシャルフィルタリング を読みました。自分は本を読むのがとっっっても遅いのですが、この本は読みやすかったです。

1 章は堀江さん流の iPhone(とiPad) + twitter による即時性の高い情報の扱い方の説明。本書の「ソーシャルフィルタリング」のキーワードはこの章をさしているのだと思われます。以降の章ではソーシャルフィルタリングというキーワードからすこし離れた話題になります。

2 章はいわゆるメーラーといわれるソフトウェアベースの局所的なメール環境から、ネットワークにつながればどこからでもメールが読み書きできる gmail に移るためのハウツーとノウハウが書かれています。gmail の操作性があがるキーボードショートカットカスタマイズの極意なんかも。ショートカットはデフォルトだけで十分だと思ってたけど、操作性と即効性を考えていじくり倒しているのは技術者らしいっすね。

そして 3 章は本書のほぼ半分くらいのページを割いてかかれたメーリングリスト術。どうすれば仕事を効率よくまわしていくのか、具体的なシチュエーションを織り交ぜながら、すでに古い技術であるメーリングリストを再開発しています。
「とにかくメールしろ、何かあったらメーリングリストに投げろ。誰かが反応してくれる」は各所で言い続けている持論なのですが、堀江さんも似たようなスタンスだそうで仲間発見(「仲間」なんて見方しては失礼ですが...)。しかし、いろんなことをメールベースにするのはデメリットもあります。たとえば、後からプロジェクトに参加した人は今までどのようなことが起きていたのかは知る術がないです。これについては一部のメーリングリストの機能としてあるの Web アーカイブを使えばいいじゃんってことでカタはつきそうではあります。けど時系列 + スレッドでならんだ過去メールを読んでいくのは意外とツラい...。

そゆことで inbox にメールが溜まりまくっている人、メーラーにフォルダ作りすぎてわけわからん状態になっている人、仕事仲間でのコミュニケーション方法の基礎を知りたい人あたりにはよいかも。おそらく普通の人ならば 1 日で読み終えてしまうボリュームの本です。

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